魔族

魔界に存在する知的生命体。高い魔力と強靭な肉体を持ち、一部の者はカノスディギアを扱う事ができる。 また、他種族との混血である半魔族は、人間の姿では魔力制御も困難な上、身体能力も純粋な魔族に比べると劣っているのが普通である。

デモノイド

後天的に亜魔族へ変異した「魔人」の総称。 魔王の眷属であるオリジナルデモノイドと、Dr.ギドによって開発された人造デモノイドに分類される。 人造デモノイドの本来の目的は、魔王の新たな肉体を人工的に創り上げる事だが、魔界侵攻の際に必要となる量産可能な戦力としての役割も兼ねている。 オリジナルデモノイドはシャルザナークをベースとしており、他者の感情の内、本人と波長のあったものを魔力として吸収する事が可能である。 また、人造デモノイドのベースとなった魔族はシャルザナークとは別の魔族であり、「接触」によって他者の魔力を吸収する事ができる。

デモノイド-レギロス
魔王シャルザナークが死に際に自らの心臓から生み出した7つの破片である「デモノハート」と融合する事で変異したデモノイド。 変異前の記憶と人格を引き継いでおり、人間の姿のまま、デモノイドとしての力をある程度扱う事が可能であるが、カノスディギアを扱う事はできない。 また、デモノイド-レギロス同士が近くにいると、デモノハートが相互干渉を起こし、力を十分に発揮できないという欠点もある。
デモノイド-プロタナス
培養された魔族の組織片を元に製造された「デモノセル」という物質を移植された人間が変異した人造デモノイド。 試作型で、魔族の因子の影響に人間が耐えられず、自我が崩壊、増大した破壊衝動のままに暴れ狂うが、数分~数十分で肉体が崩壊し死に至る。また、姿形に個体差はなく、人型になる事は不可能。 変化後間もなく死んでしまうため、戦力にはならない失敗作だったが、データ採取の為に700体近く製造された。 素体には事故に見せかけて誘拐した旅行客などが使われ、これらの人々は世間では行方不明者として処理されている。
デモノイド-イレグス
デモノイド-プロタナスと同じくデモノセルを移植されたが、デモノイド-プロタナスとは全く異なる変異を遂げた者で、この世に1体しか存在しない。 人間の姿になる事ができるが、その場合の基本能力は人間と大差がない。また、カノスディギアを扱う事ができる。 実験が行われたグランガイストの研究施設はこのデモノイド-イレグスによって完全に破壊され、研究員の生き残りもおらず、データも残っていない。 また、変異の際にベースとなった魔族の因子に蝕まれた人格の一部との剥離が起こった。その人格は主人格の意志力が強い内は完全に封じ込まれており、表に出る事はない。
デモノイド-バルケス
デモノイド-プロタナスのデータと「デモノセル」を元に製造された「デモノシード」が人間に寄生する事で変異した人造デモノイド。 人間以外の動植物の情報で魔族の因子を中和する事で、安定した生命体となった。 基本的に変異前の記憶は失われ、人間の姿を取ることはできない。 改良されたデモノシードで変異した場合は、変異前の人格と記憶を受け継ぎ、人間の姿を取ることができるが、その場合は人間並の能力しか発揮できない。 また、カノスディギアを扱う事はできない。
体液や毒等には「接触」の効率を上げる為の催淫効果が標準で備わっている。
デモノイド-イダラス
デモノセルによって構成された胎児のような形状の肉の器「デモノフィータス」に濃度の高い魂を注入する事によって、変異成長する人造デモノイド。 魔族と高い互換性を持ち、カノスディギアを扱う事ができる。