煌盾装騎エルセイン・用語集

カノスディギア

ルミレク族によって製造された魔導兵器の一種。太古に造られたもので、製造方法をはじめとした詳しい情報は残されていない。

普段は装飾品などの形(待機状態)を取り、適合者と融合する事で真の力を発揮できる。

融合した所有者は、姿が変わり、基礎能力が向上、魔力レベルに応じて様々な特殊能力や技を使う事ができるようになる。

融合後の姿や装備品の形状は、所有者によって異なる。また、他者には融合前後では別の人物のように知覚される作用が働く。

煌盾装騎(シールドナイト)エルセイン

「煌光の盾」(エルヴェーラ・レイジス)のカノスヴァリエス。

変身呪文は「チェンジスクリプト・シールドインストール」。

耐久力が高い。専用武具の「エルヴェーラ・レイジス」は実体を持たない為に携行は出来ないが、 周囲に特殊な結界を自動展開して敵の魔力攻撃を弱める事で、防御面を更に強固なものにしている。

煌光壁(シール・レイジス) 攻撃を防ぎ、粉砕する魔力の盾を生み出す技。
出現位置や大きさの調整、発動後に射出する事などが可能。
煌星陣(スフィア・レイジス) 球形の魔力障壁を構築する技。
中心地点は発動時に調整可能、範囲の調整は発動中でも可能である。
障壁の外側は内側より強度が高く、触れたものにダメージを与える特性を備える。
煌光剣(エルセイバー) 魔力光の剣を生み出し、武器として使う技。
★ 煌砲烈光波(コロナ・ブラスト) 両手から強力なエネルギー波を放つ技。
★ 煌刃紅炎斬(プロミネンス・エッジ) エルセイバーから魔力の炎を放つ技。
★ 煌王鳳天翔(フレア・フェニックス) 魔力の炎を身に纏って攻撃する技。
その時点で使用可能な魔力を全て費やしてしまうため、使用後はあらゆる能力が大幅に低下してしまう。

※★マークが付いている技は、強力だが「溜め」や消費が大きい。

双影装騎イルディナス(クロスナイト)

「月影の双剣」(イルド・クラーゼム)のカノスヴァリエス。

変身呪文は「チェンジスクリプト・クロスインストール」。

高い機動力を持ち、二振一対の武具「イルド・クラーゼム」を任意に出現させる事ができる。

月影隠(シャドウ・ハイド) 使用者の気配や姿、魔力を感知され難くする。
また、この技は他の技の使用と同時に解除される。
双影流転(シフト・クラーゼム) 「イルド・クラーゼム」の形状を「斬撃型」または「打撃型」に切り替える。
影魔鏡壁(リフレクト・ミラリス) 魔力放射系の攻撃を反射する魔力障壁を展開する。
影呪幻霊召(ファントム・オブ・シャドウ) 実体のある分身を生み出す術。(分身は攻撃を受けると消滅する)
★ 影砲月閃光(クレッセント・フラッシュ) 手から強力な魔力光を放射する。
★ 影光双破斬(バスター・スラッシュ) 「イルド・クラーゼム」に魔力光を纏わせて攻撃する。
★ 影王魔鏡陣(ルミナ・ミラリス) 周囲に配置した無数の魔力鏡に潜りこみ、ランダムに連続攻撃を仕掛ける

冥剣装騎(ブレードナイト)ヴァルガルド

「冥滅剣」(ヴァルディルグ)のカノスヴァリエス。

変身呪文は「チェンジスクリプト・ブレードインストール」。

高い攻撃力を持ち、剣型の武具「ヴァルディルグ」を任意に出現させる事ができる。

冥雷刃(スパークブレード) ヴァルディルグの刀身に魔力の雷を纏わせる技。
冥雷破(サンダーブラスト) ヴァルディルグから雷撃を放つ技。
★ 冥呪封魔刃(ブレード・オブ・カース) ヴァルディルグがら魔力の刃を放つ技。
この技を受けた者は、一時的にあらゆる能力が減衰する。
★ 冥滅絶刃斬(ヴァル・スライサー) ヴァルディルグの切断力を一時的に超強化する技。
★ 冥王八雷撃(オクト・ガルヴォルト) 強力な雷撃を八つ、立て続けに放つ技。

※★マークが付いている技は、強力だが「溜め」や消費が大きい。

聖槍装騎(スピアナイト)アルフェリーゼ

「聖嵐の氷槍」(アルゼニール)のカノスヴァリエス。

変身呪文は「チェンジスクリプト・スピアインストール」。

基本性能は平均的、広範囲攻撃を得意とし、槍型の武具「アルゼニール」を任意に出現させる事ができる。

聖霊霧(ブラインド・ミスト) 魔力の霧を生み出す技。
この霧の中では姿が見え難いだけではなく、気配、音、魔力などの感知も難しくなる。(使用者は対象外)
聖風爆破(ブラスト・ウインド) 爆風を起こす技。
聖嵐氷烈破(アイシクル・テンペスト) 冷気を伴った魔力の嵐を発生させる技。
聖蛇水流陣(アクア・サーペント) 蛇のような形状を取った魔力の水を操る技。
複数出現させる事が可能。
★ 聖雨封魔陣(シール・レイン) 魔力攻撃を減衰させる雨を降らせる技。
★ 聖槍旋風突(サイクロン・アサルト) アルゼニールに魔力の風を纏わせて強力な突きを繰り出す技。
★ 聖王氷龍破(ドラグ・コキュート) 龍の形をした魔力の冷気を放つ技

※★マークが付いている技は、強力だが「溜め」や消費が大きい。

人間界

科学技術が発達した世界。
魔力濃度が非常に薄く、 主人公のティセルはこの世界に住んでいる。

精霊界

精霊が守護し、最も多様な生物が住む世界。魔力濃度は中程度。

人間を含め、高度な道具や言語などを扱う種族も数種存在している。

地域説明

封印結界エリア
魔王の魂を封印している拠点を中心に施された広範囲結界。
封印から抽出した魔王自身の魔力を利用しており、結界を通過した者の魔力を一時的に著しく減衰させる。
この結界に加え、それぞれの拠点内には、ドワーフの洞窟とライゼル王国、魔導都市、ドラゴンの巣、エルフや獣人が住む森などの 精霊界側の戦力が集中している。
ゾニギア大陸
かつては魔界へのゲート魔王の居城が存在し、現在はグランガイストの本拠地となっている。
他の地域に比べて瘴気が濃く、瘴気によって異常進化した動植物や、ゲートが存在していた時期に侵入した魔界の生物が生息している。

魔界

主に魔族や魔獣が住む世界。魔力濃度が最も濃い。

強力な魔族同士の戦いや、呪術の乱用などにより、あらゆる場所が酷く荒廃している。

瘴気も濃く、比較的清浄な場所であっても、常人では精神に異常をきたしてしまう程である。

現在は特殊な結界によって隔離されており、他の世界との行き来や情報のやりとりは出来なくなっている。

ゲート

異なる世界と繋がっている空間の歪み。
魔力濃度に急激な差がある状態が長い間続いている場所で自然発生しやすい。

安定しているほど魔力の強い生物や物質が通過が容易。限界以上の魔力負荷が発生した場合は消滅してまい、その時点でゲート内に存在したものは狭間の空間を彷徨う事になる。

また、呪術によって意図的に発生させる事も不可能ではないが負担は決して軽くはなく、 魔王軍の精霊界侵攻の際には、長期間の安定使用が可能で巨大なゲートを作る為に 特殊な儀式や魔方陣等で補助を行い、その代償としてゾニギア大陸は荒廃した土地となった。

グランガイストは自然発生したゲートをクランレリクが呪術で増幅、 Dr.ギドが造り出した装置で維持する事によって、特定拠点からの人間界への行き来を可能にしている。

一方、精霊界連合側は空間呪術の技術レベルが低く、戦力的にも劣っている為、人間が数人行き来する拠点を数箇所保有するのが精一杯である。

降魔領域

魔族や魔人によって構築される異空間。

基本的には有効範囲の空間を複写したような空間になるが、 使い手次第で意図的に特定の空間を指定する事や、実在しない空間を構築する事も可能。

何らかの理由で結界が破壊または解除された場合は、この異空間は消滅し、中に居た者は元の世界に戻る。

元の世界との間に空間の綻びが発生しており、そこから出入りが可能、 この「綻び」は、ある程度感知力の高い者であれば感知できる。

魔力濃度

大気中の魔素の濃さ。
これが濃い場所では、魔力を用いた能力等がより効果的に働き、消耗した魔力の回復も速い。
更に、特殊な現象が発生しやすくなる。

魔族

魔界に住む知的生命体。高い知力と魔力、強靭な肉体を持つ。

一言で「魔族」と言っても、様々な種族がおり、それぞれ異なる特性を持ち、人型と魔獣型に分類される。

主要な人型種族

フェカーテ族
全体的に能力が高く、特に魔力に秀でた戦闘向きの種族だが、数は非常に少ない。
アコール族
魔族の中でも肉体が強く、この種族の多くは戦闘を好む気質を持つ。
人型種族の中では数が多く、魔王軍の上~中の大半を占める。
ルミレク族
魔族としては戦闘能力が低いが技術力が高く、「クアバーズ」と呼ばれる種族専用の魔道具を造り、それを使う事で他の種族と渡り合う。
数は非常に少なく、ルミレク族の血を引く魔族は絶滅寸前とも言われている。
スユージ族
淫気を糧に魔力を得る、いわゆる淫魔と呼ばれる類の種族で、それに特化した特殊能力や術を持つ者が多い。

魔人(デモノイド)

後天的に他の生物から魔人へと変異した者。 魔王の眷属である「レギロス」と、Dr.ギドによって開発された人造魔人に分類される。

レギロス

魔王シャルザナークが死に際に自らの心臓から生み出した「魔王石」と融合する事で変異した魔人。

変異前の記憶と人格を引き継いでおり、人間の姿のまま、魔人の力をある程度扱う事ができる。

人造魔人

Dr.ギドがレギロスを参考に、魔族を組織片を用いて生み出した。
魔王軍に代わる新戦力と、魔王復活の為の「器」を作る事が目的。

プロタナス
フェカーテ、ルミレク、スユージの四種の魔族の因子を全て合わせた試作型「デモノセル」によって変異。
魔族の因子の影響に人間が耐えられず、自我が崩壊、増大した破壊衝動のままに暴れ狂い、数分~数十分で肉体が崩壊し死に至る。また、姿形に個体差はなく、人型になる事は不可能。
データ採取の為に数百体ほど製造された。素体には動植物の他、グランガイストから提供された人間が使われた。
バルケス
アコールとスユージの二種の魔族の因子と、特定の動植物の細胞を合わせて作られた「デモノシード」によって変異。
素体に動植物を用いた場合、ある程度の知性が備わるが会話を行う事はできない。
人間を用いた場合、変異前の人格と記憶を受け継ぎ、人間の姿を取ることができるが、人間の姿では魔人としての能力は発揮できない。
イダラス
改良デモノセルによって構成された「デモノフィータス」を生育させる事で誕生する人造魔人。
ほぼ魔族と変わらない能力を持つが、魔獣態化能力については魔族の魂魄が憑依融合する事で身に付く。
イレグス
プロタナスと同じくデモノセルを移植されたが、プロタナスとは全く異なる変異を遂げた者で、1体しか存在しない。
人間の姿を取る事ができるが、その場合の基本能力は人間と大差がない。
実験が行われたグランガイストの研究施設はこのイレグスによって完全に破壊されたと思われ、研究員の生き残りもおらず、データも残っていない。
また、変異の際にベースとなった魔族の因子に蝕まれた人格の一部との剥離が起こっている。
その人格は主人格の意志力が強い内は完全に封じ込まれており、表に出る事はない。

魔獣態(ディザストル)

人間の姿を持つ魔族や魔人が、己の持つ全ての力を発揮するために変化する異形の姿。
身体能力・魔力共に飛躍的に向上し、個体によっては特殊能力が付加されるが、凶暴性も増し、判断力が鈍る。また、魔力の消耗も大きい。

グランガイスト

瓦解した魔王軍に代わりに魔王の手足となるべく結成された組織。精霊界と人間界の2つの世界で活動する。

かつての魔王軍と異なり、人間の構成員が多い。

目的

降魔組曲(グラデュオル・リドゥール)

強力な結界に守られた中枢部に立ち入る事を認められている上級幹部。

選定はエリオスが行う。番号は登録順であり、数字に優劣等はない。

魔王軍

かつて精霊界に侵攻した魔王シャルザナークの軍勢。
総数は多くないが上~中級の魔族は一人一人が圧倒的に強く、下級の魔族や、使い魔、魔獣なども充分脅威であった。
魔王が倒された後は瓦解してしまい、残党の一部がグランガイストに参入している。

四魔元帥

魔王に次ぐ立場の4人の上級魔族
勇者達との戦いの中で、セルフェリーネが消息を絶ち、ガルガロメアが倒された。