前置き

このSSは内藤2000さんが当サイトのキャラを用いて作成されたものです。
「煌盾装騎エルセイン」は提供している情報が少ない為、キャラの口調、設定などが管理人の作品と異なる場合があります。あらかじめご了承下さい。

蠱毒2

 「…………ぁ……………………ぁ……ガ……… …………ふゅ………グぅ……う…ぅぅ……………」


あれから どれほどの時が経っただろうか。 肛内でグリグリと蠢めく 球魔たちの圧迫感が、イルディナスの意識を 再び魔獄へと呼び戻す。

凄まじすぎる酷辱の宴は シェイラの記憶を軽い混乱に陥れ、覚醒したての少女は 頭を振って記憶を遡らせる。

巨大なクモの巣に囚われていた黒の戦士は、いつの間にか 地面にうつ伏せに寝かされており、手足を拘束していた白糸の檻からも解放されていた。


 「やっとで お目覚めぇ~~? もぅ!! 待ちくたびれちゃったよォ。」

まだハッキリとしない意識が、降って湧いた敵の声に 急速に冴えを取り戻していく。

身体の調子は 万全には程遠いが、敵が目の前にいる以上 そんな事は言っていられない。

思い通りに動かない身体を気力で動かし、イルディナスは上空を ふり仰いだ。


先刻まで少女を捕らえていた蜘蛛の巣に、玉座のような椅子が形成され 幼い魔人がふんぞり返って居る。

脚を組み、目一杯 くつろいだ風情の魔少女は、地面に横たわるイルディナスを遥かな高みから睥睨していた。


 「……クッ  一体、何のツモリよ?」

 「ん? 解放してあげたコトぉ? さっきも言ったでしょ。 シェイラちんには、ボクの新しい下僕の補充に付き合って貰うってサ♪」

完全に見下した虚無の瞳が、這いつくばるイルディナスを冷たく見詰める。

何気無く掲げられたフィリーの右手には、あの悪夢の球体がひとつ、握られていた。

思わず微かに身を震わせるシェイラへ 愉しそうに『卵』を突き付けたクイーンレギロスが、手中の卵を弄びながら説明を始める。


 「今、シェイラちんの中には コイツが30個詰まっている。 …でも、それで完成じゃない。 コイツは無精卵だからね。精子をふりかけて受精させなくちゃならないンだ。 つまり、今から色ンなヤツらに シェイラちんのお尻を犯させて、びゅぅーー びゅぅーーー たぁくさん射精させなくちゃッ!! ってコト♪♪」

 「なっっ!!?」

無邪気な陵辱宣言に、まだまともに動けない影衣装騎の顔色が 蒼く染まる。


 「今からボクの配下たちに、そのエロ穴が ボロボロになるまで わんさか襲わせるから、ちゃあんと抵抗してよね♪」


言葉を失ったイルディナスの上空で、残忍極まりない幼な顔が嗤う。

昆虫が笑ったら きっとこんな表情だろう。 愉しそうに歪む顔のパーツの中で、フィリーの眠たげな目だけが 全く笑ってはいなかった。

おもむろに手中の白い卵球を握り潰した 蟲の女王は、飛沫をあげて噴き出した妖卵の内容物を眼下へと振り撒く。


 「あガァああアあああァ!!? な、何? あヅ!!熱ぅうわァああアあアアアあアアア~~~~~~~っ!!」


わずか数滴の雨に打たれた黒鎧の少女が、突然 襲ってきた 電流のような刺激に、動かないハズの身体を跳ね狂わせる。


少女の皮膚に付着した ごく少量の水飛沫が、張り付いた地点から凄まじい淫衝撃を波紋のように身体中に送り込んだのだ。


幸い 一過性なのか、何度も何度も繰り返して 襲いかかってきたりはしなかったが、激し過ぎる衝撃の波が 再びシェイラの意識を 奈落へと連れ去りかける。


いきなりの攻撃に口を閉じる事も出来ず パクパクと地面で荒い呼吸を繰り返しているイルディナスへ、フィリーの嘲けりが降り注ぐ。


 「 卵の中には妖魔の原料と羊水が詰まってるからね。 普段なら 軽い催淫性の液体でしかないンだけど、卵を孕んでるシェイラちんにとっては、 最凶の淫毒になっちゃうンだなぁ、コレが♪

  お腹に攻撃でも受けて、体内で破裂したら 大変なコトになっちゃうから気を付けてねェ~~~ キャハハハハハハハハハ♪♪」


両肘をつき、未だ 起き上がる事すら出来ない影衣装騎の上で、クイーンレギロスが哄笑を撒き散らす。

悔しいが 確かにコレが体内で起こった場合、耐え切れる自信など まるで無かった。

薄笑いのフィリーが片腕を挙げると、地面のそこかしこに亀裂が入り、直立したアリ人間たちが姿を現わす。


 「まずは お前達からだよ。  行けぇ、ギルファ!!」


ザシッ!!  「くゥっっ!!!」


長い槍で 足元のイルディナスを突いてきた甲虫人の穂先を、躱す。

転がりながら 凶刃を回避した影衣装騎は 躱すと同時に、イルディブレードで相手の足首を薙ぎ返していた。

片足を奪われ 隣に倒れ込んだギルファの胴体にトドメの一撃を加え、新たに降ってきた二本の槍を避ける。


身軽が身上の少女戦士は 虫のように地ベタを這い転がり、ようやく何とか五匹目の魔物を葬り去ったところだった。

フィリーの合図と共に現れたギルファの総数は20体を超えたが、彼女の体調さえ万全ならば 全員を倒すのに ものの1分とかからない相手だ。

もどかしいほど 動きのニブい我が身を呪い、出来るだけ腹部に負荷を与えないよう配慮しながら、黒の戦士が奮闘を繰り広げる。


新たに飛来した穂先を またも回転して躱したシェイラは、その勢いを利して そのまま立ち上がる。

転がりながら闘い、徐々に体調の把握と 体力の回復とを果たした戦士は やっと本格的な反撃に移った。


ザシュ! ザン!! ドス!  ザシュ ザシュッ!!!


イルディナスの周囲にいた4匹が 一瞬にして斃される。 少女の素早さを知った上での警戒なのか、甲虫人たちは直接攻撃する密集班と 更に外周を取り囲む包囲班とに別れていた。


包囲班の穂先が、全方向から一斉に黒の戦騎に向かい 突き出される。 彼等のとった戦術は、決して誤ってはいなかった。

だが しかし、いかんせん今回は 相手が悪過ぎた。

遠巻きの包囲網は 他人数が一斉に攻撃する為の陣形だが、同時に 相手にも攻撃を避けるスペースを与えてしまう。

急速に動きのキレを取り戻していく影衣装騎にとって、十数本の槍ぶすまを躱しきる事など 造作もなかった。


ザシュ ザシュッ!!! ドン! ザク ザクザシュゥウウウ!!


カウンターの斬撃が 瞬く間に敵を半数に減らす。 密集していない事で、一瞬の内に全滅する事を避けられたのが 陣形の効果だと 言うならば、まぁ そう言えなくもない。


黒の疾風が 残敵を掃討しかけた刹那…

ぴィィィィィィィィぃィィッぃィィッィィィィィィィィィィィィィィィィィィンンン!!   「クぁっ!! な、何!?」


突如、周囲に不快な音が満ちる。 ガラスを爪で掻く音を 数百倍に増幅したような怪音波は、聴く者の平衡感覚を著しく掻き乱し 足元をよつれさせた。


ドカァっっ!!  「くっ!!」


不意の変調に、大きく動きを乱した影衣装騎が 突進しかけていた蟻人間に激突する。

咄嗟にイルディブレードを腰溜めに持ちかえ、胴甲殻の隙間から 敵の中枢神経を貫いたイルディナスは、またしても転がりながら地面を移動する。


ドス! ドス! ドス!!


周囲のギルファたちが一斉に槍を突き出し、刺された仲間を針ネズミに変える。

あと一瞬 躱すのが遅れれば、自分も ああなっていた筈だ。

不快な音に苛まれ、それでも何とか動き続ける影の騎士の心に、薄い戦慄が疾る。

アリたちは 少女と異なり、明らかに怪音を苦にしていない。 もしかしたら 元々聴覚が無いのかも知れない。


再び逆転した形勢の中 地面を転がる影衣装騎に向け 数本の穂先が降って来る。


プス!  「くぁっ!!?」

かろうじて蟻人間の槍を全て躱したイルディナスの肩に痛みが走る。 見れば 少女の肩には、いつの間にか現れた巨大な蚊の姿をした昆虫人間が、鋭く尖った口状器官を 黒い鎧に突き立てていた。


チュウウウウウウ……  「 クッ! んふゥうううっ!!」

ストローほどの太さの針が 少女の血液を吸い奪う。 何とも言えない脱力感に襲われたシェイラだったが、次の瞬間には気を取り直し 気持ちの悪い襲撃者に斬り掛かっていた。


ブンっ!  ヒョイッ!!    ぴィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!「うわぁああああ!!!」


余裕で反撃を躱した吸血鬼が 上空に飛び退さり、またも不快な音を撒き散らす。

両腕で耳を抑えてうずくまる影衣装騎に、しかし怪音波は 休み無く 降り注ぎ続けた。


 「くぅゥうううウうッ!!! くそぉ!!」   ブンッッ!!!!


苦し紛れに 手元の武器を投げつけるが、腕のみの力で放った威力不足の投擲はアッサリと見切られ 易々と回避される。

 「ふっ! どこを狙っ……」   ザシぃィィッ!!!


武器を躱し 得意げに何かを言いかけた怪人の胴を イルディブレードが貫く。

イルディナスはうずくまりながら 二本のブレードを異なる軌道で同時に投げたのだ。

直線的な囮の一本を避け 油断した敵を、ブーメランのように曲線軌道で飛来した月弧刃が撃墜する。


 「………ハァ………………はァ……………」

 「 きゃははははは♪ おめでと~~~ まずは一匹目 クリア!! 全部倒して ボクを殺せば卵は消滅するよ。頑張れ~~!!」


上空で余裕の観戦を決め込むクイーンレギロスを睨みつけるが、またも突き出される槍の穂先を躱す事に精一杯で何も言い返せない。

武器を失ったイルディナスが兵隊アリたちに苦戦していると…


ドカあああああッッ!!!!!


突如、巨大な黒いモノが突進してきて、シェイラと アリたち その双方をまとめて凪ぎ倒す。

凄まじい勢いで突っ込んで来た 小山のような巨体に轢き飛ばされた影衣装騎だったが、気力で意識を繋ぎ留め なんとか空中で体勢を立て直す。


かろうじて足裏から着地したシェイラが、跪いたまま新たな襲撃者へと視線を巡らすと 5メートルほど先に 巨大なカブト虫型の甲虫人間が立っていた。


 「次は俺サマだ。 行くぜ!!」


言いながら再び突進してきた黒い巨人の体当たりをかろうじて躱す。

幅も 厚みもシェイラの三倍近い 重戦車のようなタックルだ。食らえばタダでは済まない。


吹き飛ばされたギルファたちが回復する前に仕留めようと、シェイラは 再び突っ込んで来たタックルを躱しながら スレ違いざまの横顔に渾身の右ストレートを叩き込む。


ガキぃィィッ!!!

かなりの手応えと共に叩き込まれた一撃は、しかし カブトムシを小揺るぎもさせる事が出来なかった。

逆に 伸ばした敵の腕に胴を絡め取られ、ベアハッグの体勢に引き摺り込まれたイルディナスに 黒い甲虫人が嘲笑を浴びせ掛ける。

 「バカが!! このビート様の装甲に、手前ェのひょろパンチなんざ効くかよ!!」


しっかりとロックした両腕をギリギリと締め上げる巨体の胸元で、持ち上げられた少女がつぶやく。

 「……… 馬鹿は…… アンタ…でしょ……」


どグゥウウウウ!!!

外骨格に覆われていない柔らかな腹部で 少女のショートアッパーが炸裂する。

筋肉の継ぎ目を 正確に撃ち通す強烈な一撃に、小山のような巨体が『く』の字に折れ曲がり悶絶する。


ぐぼっっ!! 

手首までメリ込む再アッパーで カブトムシを気絶させたイルディナスが着地し、周囲を見回す。

視線の先には 気持ち悪いイモムシ型の蟲人間が待ち構えていた。


 「ケッケッケ、まったく だらしのねぇヤツ等だぜ。 見てな、こうやるん…」  ドぐぅッ!!!

怪人の言葉が終わらない内に 霞んだ残像が消え去り、イモ虫の死角に廻り込んだイルディナスの延髄切りが叩き込まれる。


 「っっ!!?」  「 ウケケケケ せっかちだな、小娘。 犯られるのが そんなに待ち切れねぇのか? 慌てなくとも今、このピーラ様のモノを たっぷりと味合わせてやるさ。」


魔蟲の側頭部に叩き込まれた蹴り足がブヨブヨの頭部に呑み込まれて行く。

背筋を這い上る究極のおぞましさが肌を粟立たせ 身を竦ませる。 咄嗟に出した反撃のパンチも、虚しく蟲妖魔の胴体に沈み込むばかりだった。


 「ほれ!!」 ゴッ!  「うグッ!!」

イモムシの反撃が少女戦士を捉える。 さしもの影衣装騎も、四肢を二ヶ所も絡め固定されていては 鈍く遅いパンチでも喰らわざるを得ない。

妖魔の拳がイルディナスの腹部に命中した瞬間……、


 「 っっ!! ンふううゥッ!? はグぅわああァあああああ~~~~~~~~~~~~~っっ!!!!!」


恐ろしいまでの疼きが、黒鎧の少女戦士の奥内で噴火する。

抵抗しようのない 圧倒的過ぎる淫らな大津波に、一瞬にして呑み下されたシェイラは極限まで身体を反らし 大きな大きな悶声をあげる。


 「 けっけっけ! 卵が破裂しちまったようだなァぁ。 どんな気分だ?」

 「あヒ!はひィいイイ~~~~~~~~っっ!!!!! お尻ぃっっ!!おしりガぁあああアああァ!!!熱ッ!! おひィり 溶けるうウううううううううううぅゥぅぅッ!!!!!!!」


 「けヒャヒャヒャヒャ!! いい返事だ。 クソ生意気な小娘が 悶えまくる様はいつ見ても堪らねぇぜ。」

暴れ狂うイルディナスの残った手足を捕まえ、四肢を封じ込めた魔蟲人が嗤う。

手足を妖魔の胴に巻き付けた、いわゆる 『駅弁スタイル』で囚われた変身ヒロインが、妖魔の胸板で悶え哭く。

苛烈過ぎる淫毒の効果は、強靭なシェイラの意志力をネジ伏せ、魔人の胴体に 自ら秘部をなすり付け、ゴシゴシと擦すらせる動きを強要していた。


 「ケーーーッ ッケッケ 魔王の血脈がなんてぇザマだ。 モノ欲しそうに 腰振りたくったトコロで、この体勢じゃあケツ穴は引っ掻けやしないぜ? けけけけけ!!!」

 「アァアあアアーーーーーーーーーーーーーーッ!!!! たす!助けへぇえエええ!!!あひゅ!!アふゅイいイイィいイイイイぃィィ!!!! いやァあ゛あ゛ぁあああ゛あァああ゛ッ!!!!!」

魂を直接 鑿削りされるような獄辱の花火が、何度も何度も肛壁のヒダで繰り返し弾けては消える。

意志の力で耐えられるような…、そんな生優しい刺激ではなかった。

瞳を裏返して吠え狂う美虜囚の痴態を 愉しげに見下ろしながら、ピーラは 屹立した己のイチモツを イルディナスの菊華へと あてがう。

あるじソックリの 多段型の体節を備えた蟲根は、外見からは想像出来ないほど シッカリとした芯を持ち、既にドロドロに蕩けきっていた 熱泥の洞門を 易々と貫き通した。


ヌぷううゥっっ!!!

 「ア゛ア゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!!!!!!!」

 「けっけっけ!! 挿れただけでイきやがった。 このド淫乱のメス穴がぁァァ!!喰らいやがれ!」


グリぐリ グポぉッッ!!! ワシャワシャ ぢゅチュウウウウウうウ!!!!

 「みギぃイイイイイイ!!! はグッ! おアぁああァああああアああああああぁあッッ!!!!!!!」

皺門をエグる侵入者は、体節を蠢かし側肢を回して 狭隘な肉洞を這い進む。

既に幾つもの卵妖に犯された肉穴は 凌辱の刺激を 極上の快感として捉えてしまっていた。

舌を垂らし 喘ぎ哭くシェイラの肛腔で、蟲根の頭が先客たちを小突く。

軽く触れ合う程度の、ごく微かなブツかり合いでしかなかったが、玉突きの衝突が卵球たちを押しのけ合い 各部に分散して 襞壁を圧し嬲る。


 「ふギャああアああぁああああァあああああッ!!! ダメ!だめぇえエえええ!! こんなの!耐えられなイひぃいいイいいいぃいいいいィィぃィ!!!  イくッ!!いく!! おしりぃイクーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!!!!!」

 「お゛お゛おおお゛お゛ッ!!?」


ぎゅううううううッ!!!  どびゅ!どピュ!どぽォぉオオオオオオオっっ!!!!


イルディナスが達した瞬間、強烈な締め付けに耐え切れず 蟲魔人が射精する。

イモムシを模した蟲ぺニスの鈴口から放たれた 大量の粘っこい白濁液は、肛門内を埋め尽くす卵たちに降り注ぐハズだった。


グぱァあアアアッ!! 「 ッッッぉッ!!! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!」


卵たちは まるで意思のある生き物のように 放射状に広がり合い、肉洞を圧っし拡げて 白濁を躱す。

肛内に放出された灼熱の魔精は、卵の作り出した空間を通過して 少女の最奥へとブチ撒けられた。


 「ふぐわぁアあア゛ああァあ゛アああぁああ゛ァああ゛あァああ゛あア゛ああ゛アア゛アぁ゛ア゛ア゛ア゛ア!!!!!!!!!!」


拡張と肛内射精、 二つの超激辱に呑まれた黒の戦士が 四肢を震わせ妖魔の上で跳ね踊る。

何重にも重ねて肉悦の門をくぐったイルディナスは、たっぷりと尻穴に精液を注ぎ込まれながら 不様な嬌声とイき顔を晒して 悶え狂った。

 と、その時 ニタつく笑みで眼下の見世物を見物していたフィリーが宣言する。


 「はい、残念~~~~んん!!! ハズレちゃったから受精はナシだョ♪ 一回一発だから、キミの番は また一巡りしたあとネ~~。」

 「げげッ!? マヂですかぃ? ちッきしょーーッ!! このヤロウが!手前ぇの穴っぽこがユルいから 卵に避けられちまったじゃねェかよぉォォ!!!!」


ガス!ガスガス!!

 「~~~~~~~~~~~~~~っっっぉ!!!!!」

蟲魔の両腕が虜囚の柔腰を掴みあげ、激しく上下にシェイクする。

乱暴に動かされ 容赦のないピストン責めに晒された少女戦士の秘穴は、多段型の蟲根を何度も何度も咥え込まされ 体節ごとに歪まされる。

次なる熱濁が遡ってきた刹那、蟲ぺニスは根元から乱暴に引き摺り抜かれ イルディナスの腹 胸、顔に白濁の激雨をふり掛けた。


ようやく四肢を解放され、地面に打ち捨てられたまま 大の字で痙攣する黒鎧の少女に、凌辱者の嘲笑が降り注ぐ。


 「けけけけけ!! 今の一発は予約代わりだ。 また次の一巡後に可愛がってやるから楽しみに待ってよ、この牝猫ォォ!!!」


持ち上げられた踵が、勢い良く シェイラの腹部に振り下される。

しかし、影衣装騎の下腹部に打ち下されるハズだった一撃は 手応えを伝えず、蟲魔人がバランスを崩す。


 「!?」


見れば妖魔の右足は 脛から先がキレイに切断され 消失しており、地面には 少女の影も無かった。


 「 ~~~~~っ!!? あ、足ぃいいいい!!?」   ピ ぴピ…  ズズズずズ


絶叫を そのまま断末魔にかえ、幾層にもスライドしたイモムシ魔人が こと切れる。

分断した蟲魔兵の背後には、腹部を押さえ ようやく立っているといった風情のイルディナスが凌辱者を見下ろしていた。


 「よ…、よくも!! こんなぁ……」

片手を腹に当て 苦しそうに呻く少女は、媚熱の残滓に煙る顔で 両目だけは吊り上げながら ピーラだったモノを睨む。

精を受け 卵の淫毒が急速に沈静化された少女は、踝に生やした 羽をかたどった魔力刃で敵を倒したのだ。


フラつきながらも 闘志を燃やして立ち続ける影衣装騎の前に、次なる刺客が立ち塞がる……。