前置き

このSSは内藤2000さんが当サイトのキャラを用いて作成されたものです。
「煌盾装騎エルセイン」は提供している情報が少ない為、キャラの口調、設定などが管理人の作品と異なる場合があります。あらかじめご了承下さい。

蠱毒4

 「 さぁて 次は……と、 」

ボロボロの変身ヒロインを打ち捨てて本営に戻って来る蜘蛛男を横目で見ながら、上空で観戦中の蟲王女が 次なる刺客を物色する。


羽虫タイプ、甲虫タイプ、芋蟲タイプ…… それぞれの猛者たちが、「我こそは!!」とばかりに 熱い視線を女王に 返して来る。


 「じゃあ、お前ね。」  フィリーに指名された巨大な直立カミキリムシが 触覚を揺らして大顎を打ち鳴らす。

感情を表わすハズもない巨大な複眼が、しかし 明確な昏い悦びの火を灯し 淫らな期待に光り輝いていた。


甲虫人は鋭い牙を噛み鳴らしながら ゆっくりと獲物へと近付く。

地面に倒れ伏したシェイラは、かろうじて意識こそあるものの まだ立ち上がる事さえ出来ないような状態だった。

荒い息をつく黒の戦騎が それでも下から新たな敵を睨み上げる。

綺麗な猫目を吊り上げて 精一杯の敵意を剥き出しにする少女に、魔蟲兵の触覚がムチのように襲い掛かった。


バシぃッ!! ビシ! バチぃ ビスッ!!

 「くぁあああああああああッ!!!」


頭部から生える二本の長い触覚を 縦横に振るい、甲虫人間は寝そべる少女の肢体に鞭撃の雨を降らせる。

棒立ちで隙だらけのカミキリムシは、腕組みさえして 余裕シャクシャクで 動けない獲物を嬲る。


 「あガぁアぁアアあアああァアアアぁアア!!!!」


たっぷりと獲物の苦鳴を愉しんだ怪人が、イルディナスの両腕に絡ませた触覚で 少女の身体を吊り上げる。

細さに似合わぬ力強さで 完全に脱力したシェイラの体を持ち上げた二本の触覚が、獲物の胴を 自らの顔前へと運び込む。


 「………グ…………ぁ……………くぅううう!!………」


息も絶え絶えに それでも敵を睨む少女の胴を引き寄せた魔蟲が、大きな顎で胸の鎧に噛みつく。


ガキィイイイインン!! ピシピシ バキィイイイ!!ビリ ビリィイイッッ!!!! 

 「っっっっ!!」


魔物の大顎は 少女の胸の鎧を砕き割り、インナーを引き裂いて 白い肌を剥き暴く。

瞬く間に左右の胸を晒け出された魔姫が息を呑む。 慎ましやかな膨らみを暴かれた少女戦士は、敵わぬと悟りながらも、それでも双乳を覆い隠そうと 必死に触覚と格闘する。


 「クッ!! クソぉッ!止めろぉォぉぉ!!! この変態ぃ!!」


カプっ!!! 「あ゛ぁあアあ゛あ゛あ゛゛ッッ!!!!!」


グリグリ くにッ! コリュむにゅううぅッッ!!!! 「ひンッ!!あヒぃいいイいいいイんん!! ンぁあああ~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!!!」


少女の怒りに まったく取り合わない無感情な蟲兵に、好き勝ってに蕾を噛み嬲られ 首を振る。

特に絶妙な力加減で噛み合わされた牙同士をスライドされると、胸から流れた悦電流が脳の奥深くにまで響き渡った。


 「くわぁあアアあぁああァあああッッ!!! んっ!! ふぉおオおおおおおっ!! やめッ!止めろォおおおぉおおおおォおおッッ!!!」


コリュくちゅ! 「はひィイイイイイイイイイイイイイイんンンッ!!!」  ザシィ!!


少女の背がひと際 高くのけ反った瞬間、長くしなやかな美脚が踊り 踝の魔力羽を敵の首筋へ叩き込む。

黒の戦士は 瞬時に頚部を切断されたカミキリムシの頭と共に落下し、ブザマな尻もちを着いた。

落下の衝撃で幾分 淫霧から解放されたイルディナスだが、次の瞬間には 新たな刺激に驚愕する。


キリキリキリ くちゅコリュ!!グリュクリ ガジぃ!! 「ンはァああああああああッッ!!? な? なぁ、そんなぁああァああああアあぁぁァ~~~~~~~っっっ!!?」


生首と化したカミキリムシが、それでも執拗にシェイラの弱点を噛み嬲ってきたのだ。 既に死出の旅への道程を踏み出した魔蟲兵は、しかし それにまるで動じる事無く 執拗に任務を遂行してゆく。


 「嘘っ!? うそォぉぉ!!? こンなァぁぁ!!! あ゛あ゛アぁあああ゛あ゛~~~~~~~~~~~~っっ!!!!」

 「ふふふふ♪ 残念だったねぇ~~。 まぁ、首を落とされた位なら 2,3分は生きてられるから せめて好きなコトしてから逝きなよ。」

ごりゅコリュ クチュっっ!! ハミハミ コリュりゅうう!! 「う゛あ゛ああアあああ゛あぁあああアあああああぁあああ゛ああァああ゛あ゛っっ!!!!」






数分後、やっとで絶息したカミキリムシの顎が ようやく動きを止める。

しかし地面に倒れ伏した黒鎧の少女戦士は、もはや その事にすら 気付いていないように ピクピクと痙攣を続けていた。

 「…………ァ……………………ぐ………………………っ……は…………………」

 「ええ゛~~~~~~っ!? 何、何?もぉ お終いぃ!!? 元・降魔組曲のクセに だっっらしないなぁ。  ……しようがない。 えい!!」


ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!!!

 

フィリーが指を鳴らすと、地震のように地面が揺れ蠢く。

徐々に激しくなる地鳴りと共に 大地を裂いて割れ目から現われたのは、磔刑用の太い柱だった。 


 「 っっ!! ……姉…さん……… 」

 「シェイラちんが気絶している間に拾って来たの。 回復する間、魔蟲兵の相手はコッチにさせるから ゆっくり休んでくれててイイよ?」

磔柱の先端の X字型拘束台に磔にされた緋剣士を見ながらクイーンレギロスが嗤う。

愉し気に笑う 魔少女の思惑通り、ボロボロだった影衣装騎は気力を奮い立たせ、ヨロめきながら立ち上がる。

押せば倒れそうな頼りない状態で、片手で腹を抑えながらも剣を構えるイルディナスは 敵中の姉を救うべく フラつく足取りで柱に近づいてゆく。



 「へへへへ、随分と消耗しているじゃあねぇか。 俺が楽にしてやるよ。」


まだ かなり距離のある敵陣から、ジャンプひとつで イルディナスの脇へと降り立ったイナゴ型の蟲兵が下卑た笑いを浮かべる。

盛り上がった脚部の筋肉を収縮させたバッタ男の姿が 次の瞬間、視界から消え失せる。 


ガキッ!!  音は衝撃に遅れ 後からやって来た。 強靭な脚力を全開にし、先ほど見せた大跳躍のパワーを全て移動に籠めた瞬速の攻撃は、同じくスピードを旨とする影衣装騎の目をしても捉え切る事が出来なかった。


 ( 「迅いッ!!」 )   少女の背を 冷たい戦慄が走り抜ける。

かろうじて身を捩った為、カスる程度の接触で済んだが それでも超スピードのもたらす衝撃は決して軽くはなかった。

何より あまりに迅く、地面や木々を蹴り 鋭角的に方向を変える巧みな攻撃に、相手の姿を見失ってしまった。


ヒュっっ ゴガぁアアッ!!  「っっ!!!」


背後からの飛び蹴りが、よけそこなったシェイラの肩口を痛打する。

風切り音とほぼ同時に届く 一瞬の攻撃を躱し切る事など、疲弊しきった 今の少女に出来ようハズもなかった。


 「へへへ、次でトドメだ!」


最大加速で突撃してくる蟲の影が、片方だけの月弧刃を構えるイルディナスを貫く。  一瞬、見えた光景は 紙一重、 本当にギリギリで妖虫の攻撃を躱したシェイラが見せた 刹那の幻像だった。

黒鎧のヒロインは 素晴らしい股関節の柔らかさで瞬時に 地に身を臥せ、超高速で突撃をかけたイナゴ型の蟲兵が 少女の居た空間を薙ぎ過ぎる。

何とか一撃は避け得たものの、地に臥せた少女に もはや素早く動く術は無く、身を隠すような障害物とて無い。

しかし、絶好の好機に 新たな刺客は追撃を加える事が出来なかった。

少女の残像を貫いた怪人は、その瞬間 身体の中心から上下に二等分され 地面に転がり落ちたのだ。


 「………ハァ………………はァ…………… …………………ふぅ………」

高速攻撃を得意とする女戦士は、当然 それの持つ危険性をも熟知している。

ブレード同士を糸で結び、投げ刺した武器で張ったクモ糸でのカウンタートラップなど、最も警戒しなければいけない迎撃法だろう。

 「きゃはははははは♪ いいねぇ~ その身体で粘る♪粘る♪♪ そうこなくっちゃ!!」

 「………っ…ハァ………………はぁ………クッ… 姉さんに……手を出すなッ!!」


 「ふふふ~~~ん♪ 麗しき姉妹愛ってヤツぅぅ? でも 油断は良くないんじゃない!?」

 「 っっ!!!」


ヨロけるシェイラの真横の樹木が、猛然と動き出し 一瞬にして少女の身を捉える。

ナナフシそっくりの保護色で 樹木に擬態していたのは超巨大なフラワーマンティスだった。

 「くあァあああアああああっっ!!?」

 「くふふふ! まぁソイツの擬態は超一流だからねぇ。 気配まで ただの普通の樹になっちゃうんだもの。

  流石にそのサイズじゃあ 『花』ってのは無理があるけど、樹木だと全然気付かないでしょ!?」


ミシ メキいいィ!!   がっ!  ごん!


前肢の大鎌で獲物を捕らえたカマキリが、貧弱な下側の一対で膝蹴りをかます。

鎌以外の四脚で体を支えるというカマキリの体構造上、大した打撃には成り得ていなかったが 今はそれで充分だった。


ぴし! ばシュうううウう!!  「いギぃいいいいっっ!!? はガぁああアあアアアアああアアア!!!!」

 「ひゃははははは! 残念~~んん!! 卵にヒビが入っちゃったぁ。 たかが数滴とは云え、もう とても耐えらんないっしょ!?」

 「あヒッ!!はひぃいいいいいいいいィいんんッ!!!! ふッ!! あハァああアアあアアアア~~~~~~~~~~~~~~っっ!!!!!」


三たび 妖卵の獄炎が、少女の脳髄を灼き焦がす。

肛腔内を舐め犯す 羊水毒の淫撃が、背骨の奥を這い登りシェイラの全細胞を奔騰させた。

フィリーの言葉通り、今回の肉の疼きは 前回ほど破滅的なモノではなかったが、それでも 昂ぶりきった少女の理性を打ち砕くには十分に過ぎた。


身も世もなくのたうちまわる 手中の美虜囚をガッチリとおさえた異形の捕獲者が、無表情な顔の代わりに 全身から愉悦の気配を立ち昇らせる。 

興奮し太さを増した胴体の中ほどから 硬質のぺニスが突出し、快楽に爛れた皺門を一息に突き貫く。


ずぶズプぅウウウウウウ!! ゴリゴリグリュリュううゥうううう!!!

 「ひギャあアアぁあアアアアあアアアアぁァァっっっ!!!!! あグ!おぐぅ!!おわァああああァあああアあああぁああアあああああァあッッ!!!!!!」


正面から抱きかかえられ、固い剛棒をネジ込まれた戦士が喘ぎ哭く。

精神では間違い無く拒んでいるのに、妖毒に侵された肉洞は 堅く熱いオスの滾りを 待ち望んでいたかのように呑み包んでしまう。

ジワジワと 奥へ奥へと蠕動する蟲の生殖器の動きに 自らの肉体が少しずつ……、 ひと突きごとに征服されていく感覚が 影衣装騎の中に芽生え始める。 


 「おグぉォォォ!!! こんな!!こんなのおおおぉォぉぉ!!!!!」

 「きゃはははははは♪ 流石に限界ぃ!? やせ我慢はカラダに良くないよォ!! ほらほらぁ イっちゃえばぁ? 」

 「あギぃいいいい!! 違ッ!!ひがぁあうううううううううううぅっっ!!!! あッ!あぁ!!う゛わ゛ぁあああ゛ああああ゛ぁあァああアア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッっッ!!!!!!!! 」


抑え込まれた肢体ごと激しくピストンされ、少女の肉体があっけなく敗北する。

イくと同時に 力強く収縮した括約筋が、噛み千切らんばかりに甲殻の肉棒を締めあげ 擦過の感覚をも倍増させてしまう。


 「おがァあああ~~~~~~~~~~っっっっ!!!! アひ!あヒィいいぃいいいイいいいィい!!!」

 「あっはっは!! イった!イったぁ!! お姉さん 助けるんじゃなかったのぉ!? 全然ダメじゃん!!」


 「………っっ!!………… ……ぉ…………………か………………っ…ハ…………… な…、舐めるなああああぁァァ!!!」

瞳を裏返して哭き悶えていた少女が、最後の気力を振り絞ぼり 両手刀に蒼い魔力刃を宿す。

掻き集めた灯し火のような魔力が尽きる刹那、ハサミ状に交叉させた手刀が ギリギリで魔物の首を斬り飛ばした。


 「………はァ…………………ハぁ……………………………ハァ………」


最後の最後の力を使い果たしたシェイラが 倒れ込むようにガックリと蟲魔の胴に寄りかかる。

首をハネられた魔蟲兵の身体は、だが しかし不思議なバランスを保ち 立ち続けた。


 「………っっ!!!………な!?………………そんなぁああンあぁあああああアあッッ!!!!!」


頭部を失った魔物は、しかし 鋼の頑強さで大鎌の拘束を解かず、少女の中に潜り込んだ生殖器は むしろ動きの激しさを増してゆく。


 「なぁ~~~に 驚いてんのさァ。 有名でしょ? カマキリって交尾中にオスはメスに食べられちゃうんだョ。 当~~然、頭なんか無くッたって犯り続けるように身体が出来てるのサ♪」

 「ふギュうううゥううううううううっ!!! あはぁあアああああアッ!! 嘘ッ!!うそぉオオオオオオオッ!!!!!」

硬い熱棒が 別個の生き物のように激しく蠢く。 そのさまは、まるで理性から解き放たれた 種族保存本能の塊だった。

もはや完全に反撃の力を失した戦士の尻穴を征服しながら、高速でグラインドを繰り返す 生ける屍の蟲ぺニスが根元から膨れ上がる。


ごびゅ!ドプゴぷドポぽぉオオオオおオオ!!! ドクッ ドクぅゥううッ!!ゴビュ ドポポぽポッッ!!!!

 「おゲぇエエえエエエエぇエエエエえエえええッ!!!! 熱ッ!!あヒュいいィいいいいいイいいいいいッッ!!! イくっっ!!おヒりぃイクぅううう~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!!!!!!!!」


びゅボ!! ドクンっ ドクドク!! キュゴごゴ!!

 「はひぃイイいイイイィイイいいイイイぃイイイイ!!!! そんなッ!! また!またぁあああァああああアあ!!!!」


ドク!ドク!ドピュ!!ドクッッ!!!ゴポごぽドポぉぽオオオオオおオオッッッ!!!!!!!

 「あ゛あ゛ァ~~~~~~~~~~~ッ!! 止゛まっで!!ろォまっってェええエエエエ!!お願い゛い゛ぃいいイひぃいいいいいィいい゛い゛ッ!!!!」


ドキュッ!! ドクんンン!!びゅグ!ぼピュっっっ!!! ゴプゴぷドゴゴぉオオオオオオオおオオッッ!!!!!


理性も 慈悲も 意思さえも無い本能のしもべに、欲望の限りを叩き込まれる。

一滴残らず体内の精を放出しようと 果てしのない噴撃を繰り返す剛直の狂連射に、気力の全てを刈り取られ シェイラの意識は 深い闇の底へと墮ちていった…………